少し過ごしやすくなってきましたね。長崎では10月7日から9日まで長崎くんちが開催されております。
さて秋の運動会シーズンです。
県内の学校からバチの注文を頂いております。
この写真から何かお気づきになりますでしょうか?
過度に太鼓のフチを叩いてしまい、革を外すとこのようにフチが欠けておりました。
少しでもこうなる事を防ぐため
に、当店では朴(ホオ)などの柔らかい材質のバチをお勧めして販売しております。
カエデやカシのバチも取り扱っておりますが運動会の応援合戦用には販売を控えさせていただいております。
こちらのバチは太鼓の貸出で新品をおろした物です。
柔らかい材質のため太鼓のフチを叩くと、ご覧のようにバチはボコボコになります。
逆を想像してみてください、これが硬いカシのバチだったら...
太鼓がボコボコになってしまいます。
硬い材質のバチを使えばバチは長持ちしますが、太鼓には非常に負担がかかってしまい、過度にフチを叩き続けると、やがてはフチ欠け等の破損を招いてしまうということをご理解いただければ幸いです。
今回フチが欠けてしまった太鼓も市内の高校の応援合戦で使われている物でした。
欠けた部分を修理してこのように仕上がりました。硬い木を使用してしっかり修理をしておりますが、同じような叩き方をすれば再度破損してしまいます。
大事に太鼓を使って後輩に受け継いでいってもらいたいと思っております。