釘に泣かされております。

釘そしてまた釘。

大太鼓の修理ですが釘に泣かされております。

過去の修理で鋲の効きが悪いと思われたのか、ご覧のように鋲の下に釘が打たれております。ちなみに鋲はしっかりと効いておりました。

木口も波打っておりましたので修正したのですが、ここにも無数の小さな釘が隠れておりました。工具の刃がボロボロになりました。昔の職人さんの苦労が垣間見れます。

こちらは昨日持込まれた平太鼓ですが.....


明治25年、1892年に作られたようです。

胴には無数の虫食いの穴が開いております。

場所によっては指で押すとフワフワで非常にデリケートな太鼓です。