博多祇園山笠、小倉祇園も終わり梅雨も明けました。
日曜日は父の一周忌法要でした。本当に一年はあっという間にすぎてしまいますね。
さて、古い太鼓の修理が続きます。
私が16年前に革を張替えた太鼓です。
県内の高等学校剣道部で使われております。
前回修理をしたフチ欠け部分を叩いていたのか分かりませんが傷みが見られたので手直しをして、お引渡しの際に大変古い太鼓で、胴の作りも薄くひび割れも多数あり胴自体も弱くなっているので絶対フチを叩かないようにとお伝えしました。
いちばん古いと思われる墨書き
文化七年 1810年
その次が
文政十三年 1830年
次が
天保十年 1839年
こちらは久留米市にある北野天満宮のおくんちで使われている太鼓です。
11年前に片面を張替え、まだ破けてはおらず音も出ておりましたが革表面の擦れも見られたので、今回は両面張り替えでご注文いただきました。
片面張替をすると、どうしても新しい面ばかりを叩いてしまうので革の傷み具合も早くなってしまいます。
確認できる範囲で
天保三年 1832年
嘉永六年 1853年
安政二年 1855年