大きな木箱がとどきました。
先日ご連絡を頂いていた唐津くんちの太鼓です。
口径2尺 けやき胴
革の張替修理です。
とても1人では木箱から出すことができずクレーンで釣り上げました。
秋の本番に向けて、別にもう1つ唐津くんちの太鼓の張替えが決まっております。
こちらは海外製の張合わせ胴の張替修理です。
やはり鋲の下に釘が隠れていました。
とりあえず鋲を抜いてケガをしないように釘を抜いていきます。
合格の印が...
金具の緩みがあったので付け直しました。
分厚く見せるためなのか座金が二枚重ねになっていたりワッシャーが入れてあったり...
うた口は竹の輪で補強してあります。
別の太鼓です。
こちらは釘が二本ずつ打ってあります
板のつなぎ目がステープルで留めてあります
同じく海外製ですが、こちらはくり抜き胴です。材質は花梨だそうです。
やはり釘留めです。
海外製の太鼓、特に張合わせ胴は胴が割れないように気を使います。胴の作りが弱いため、
くり抜き胴のように革を強く張ることもできません。
ネット通販などで安価で販売されている太鼓はほぼ間違いなく海外製と思われます。
張替修理を前提に販売されているのかは分かりません。
太鼓購入代金よりも張替修理代金のほうが高額になることをご理解いただいた上でのご依頼でした。
こちらは大分県よりお持込み頂きました。
お寺の太鼓です。
まだまだお祭りシーズンを控えスケジュールを立てるのが大変です。
先日も急遽、長崎ペーロン用に新調のご注文が決まり納期も短く少しだけ慌てました。初めてのお客様でしたがお喜びのお電話を頂きホッとしました。