昭和12年に神社に奉納された太鼓ですが、フチを叩いて丸く潰れています。胴にもバチで叩いた跡が残っています。
お客様と一緒に細部をチェックしているとこの部分が欠けておりました。
過去にお祭りや運動会にこの太鼓を貸し出していたそうです。
その時にできた傷でしょうか。
ひび割れもあります。
革を外すとこのように大きく欠け落ちておりました。
欠けた部分をカットして修理します。
仕上がりはこんな感じです。
古い鋲穴も埋めております。
持ち手金具もグラついていたのでしっかり固定し直しました。
内側からの作業になるので、革を外した際にしかできません。
革を無事に張り終え修理完了です。