お電話にて張替え修理のお問合せを頂いていたお客様より太鼓が送られてきました。
秋口にお使いになるとのことでしたが、早めにお送り頂いたようです。
助かります。
さてこちらは、昭和61年に当店で製作した太鼓です。
30年ぶりに革の張替え修理で戻ってまいりました。
たたき方や使用頻度にもよりますが、よくもったものです。
こちらは、博多どんたく港まつりの源流である博多松囃子で使う締太鼓の革の製作途中です。
これから一針一針縫っていきます。
いきなりですが完成です。
縫う前の革は水に浸けて白くなっていますが、糠なめしの革は乾くと革本来の色に戻ります。なめし方によって、真っ白に仕上がる革もありますが、当店では昔ながらの製法の糠なめしの革を使用しています。