使い込まれた年代ものの太鼓です。
張替え修理のご注文です。
ご覧のように、胴割れ箇所を補修してあります。釘と鋲でで革が留められています。
大きな割れが3箇所あるようです。
見た目もできるだけ綺麗にしたいとのご希望です。
さて、どうしましょう。
革を外して中を確認すると.....
さてさて、どうしましょう。
思い切って、金具と表面の革を外してみたところです。
結構な割れ具合ですね。
もう後戻りはできません。
内部からもしっかり補強をして、胴の表面も研磨しました。
後は、革を張る際に胴が割れないことを祈るばかりです。
なんとか胴が割れることなく、革を張上げることができました。
金具(釻)も新しくなりました。
今回も、最初はどうなることかと心配でしたが、何とか無事にここまで仕上げることができました。
これでまた、末永くお使いいただけると思います。