ボルト締め締太鼓の革の交換です。
糸が切れたり、革が切れている部分があります。
こちらは未使用の革になります。
このようにナットを締め込んでいけば、張りが強くなり高い音がでます。
それと同時に、右側の未使用の状態から左の状態まで
締めれば締めるほど革は伸びていきます。
そうして伸びる限界を超えてしまうと、このように破けてしまいます。
ボルト締めの締太鼓は、取り扱いが簡単そうですが、
扱い次第で革の寿命も違ってきます。
未使用の革の状態から、いきなり無理をして締めすぎてしまうと、糸が切れてしまったり、革が切れたりします。
高い音を出した状態でナットを締めたままにしておくと、
革が伸び切ってしまいます。
そうなると、さらに締めて締めての繰り返しで、やがて限界を超えて破けてしまいます。
無理をして締めこむと、ねじ山をだめにしてしまう原因にもなります。
革にも慣らしが必要なのです。
革の様子を見ながら徐々に締め込んでいってください。
そして使用後は、片側だけでもいいのでナットを軽く緩めて
革を休ませてあげてください。