獅子舞で使用する締太鼓の張替えのご注文をいただきました。
元の革に合わせて型を作り縫っていきます。
この革縫いに使用する糸作りに欠かせないのがチャンです。松脂と油を混ぜ加熱して溶かして作ります。
今回は麻糸を購入したお店の社長さんに教わったやり方で作ってみました。
前回はカセットコンロの直火で作って火加減が難しかったので、湯せんして溶かしました。
これを水を張ったバケツに流し込み冷やしてまとめます。
流し込んだ時は琥珀色なのですが飴細工の要領で練りを繰り返し出来上がったものがこれです。
このチャンをよりをかけた麻糸に擦り込み摩擦熱で糸に染込ませます。仕上げに蝋をひいて縫い糸の出来上がりです。チャンは糸の強度を高めるために使用します。